週刊三軒茶屋 第54号 著作:フジモリ 公開日:2005/07/11

フジモリの中欧旅行記(ウィーン編:その2)

フジモリ 「さて、フジモリの中欧旅行記第2回です」

舞奈 「前回はフジモリが眼鏡っ娘萌えってところで終わったんだっけ?」

フジモリ 「それ違うコーナーだから!今回は全く関係ないから!」

御影  「ちぇ」

フジモリ 「「ちぇ」じゃないって!今回もちょっと違った観点からのお勧めスポットのご紹介をいたします」

舞奈 「先行き不透明ね!」

フジモリ 「だから、それはもういいって・・・」

<3日目>

フジモリ 「さて、この日はまず、シェーンブルン宮殿に行きました。といっても、宮殿には入らず、庭園を歩いただけで終わったんだけど」

メージャ 「めちゃめちゃ広いな」

フジモリ 「そうだね。ぐるっと回るだけでも一日ゆうにかかるよ。2日間ぐらいかけて、一日目は庭園を、二日目は宮殿の中を、というスケジュールで周ることをオススメします」

御影 「せやけど、広いゆぅても所詮は庭やろ?そんなに見所あるん?」

メージャ 「えーっと、観光案内を読むと、動物園やらバラ園やら大きな噴水やらグロリエッテ(展望テラス)やら迷路やら盛りだくさんみたいだな」

舞奈 「迷路!面白そう!行く行く!」

フジモリ 「というわけで、何はさておき、迷路に向かいました。これが実に楽しくて、かなりの時間遊んでしまった」

メージャ 「垣が植木で作られてて、その中にアスレチックみたいな遊び場所があるわけだ。本格的な迷路で、結構迷いそうだな」

舞奈 「そんなわけで写真を。『いきどまり』、 『ラーの鏡入手!』です」

フジモリ 「入手してないから!登り棒に登って、上にある鐘叩いただけだから!」

舞奈 「フジモリ は レベルが あがった! 3 つかれた!」

メージャ 「疲れただけかよ!」

フジモリ 「しかしまあ、ほんとにドラクエみたいで楽しかったよ。グロリエッテ(展望テラス)目指して丘を登っているときはドラクエ8を実際に体験しているみたいだった。そして高台からウィーンの町並みを見下ろしたときは、ほんと、爽快だったね」

舞奈 「そこでこの写真の登場ね!『エーテル つかう』

フジモリ 「ジュース飲んでるだけだろうが!第一、エーテルってFFだろうが!」

舞奈 「え、まあ、スクエアとエニックス合併したことだし」

フジモリ 「いつの話だよ!・・・そんなわけで、一部ではあったがシェーンブルンを堪能。行ってない所も多かったんで、また行きたいね」

メージャ 「で、夕方はこの日のメインイベント、オペラ鑑賞だね」

御影 「おお。ここでフジモリが持参してきたスーツが登場するわけやね」

フジモリ 「ところがそうではない。この日は立ち見だったんで、カジュアルな格好でOKなんだ。場所は国立オペラ座、演目はワーグナーの指輪4部作の最終話「神々の黄昏」。人気演目なんで、いい席のチケットが取れませんでした」

メージャ 「オペラ座って立ち見が出来るんだ?」

フジモリ 「そう。通常の座席だと、数千円から数万円ほど。しかし立ち見の場合は3.5ユーロ(500円ぐらい)とかなり安い。とはいうものの開場の3時間前には並んでいなければならないんで、体力気力ともに万全で行かないと厳しいね」

メージャ 「へぇ」

フジモリ 「まずはオペラ座の外で立ち見用の入り口が開くまで並んで待たされて、中に入った後にチケット売り場が開くまで並んで待たされて、最後にホール内の立ち見用の入り口が開くまで並んで待たされるという3段構え。ホール内の入り口が開いたらダッシュして、手すりにタオルやハンカチ、マフラーを巻いて場所を確保しなければならない。この日はワーグナーだったんで、とりわけ熱狂的なファンも多く(「ワグネリアン」と呼びます)、激しい戦いだったね」

御影 「なんや、観る前に疲れそうやな」

フジモリ 「疲れました。しかもそれから5時間半立ち見だからね。幸い、階段状の場所を確保したんで途中座りながら観てたけど(ただし座っている間は舞台が全部見られない)。まあ、フジモリもワーグナー好きだし、楽しかったよ」

メージャ 「言葉は分かるのか?」

フジモリ 「ドイツ語で歌ってたけど、座席手前などに字幕がついています。ドイツ語と英語。で、ストーリィや登場人物は『オペラ・ギャラリー50』で予習してたんで、なんとかついていけました」

舞奈 「逆に、予習していないとつらいわけね」

フジモリ 「そうだね。逆の言い方をすると、予習していた方が楽しく観られる。あらすじと人物、聴きどころの曲をおさえておくと何倍も楽しめると思うよ」

メージャ 「なるほど。そういや、写真とかは撮れるのか?」

フジモリ 「シャッターチャンスは幕間のみ。キャストがカーテンコールで出てきたときは写真を撮ってOKだけど、それ以外はNGだと思われます。フジモリも何枚か撮ったけど、いかんせん距離が遠くてピンボケになってしまいました」

舞奈 「というわけでここで一枚。「指輪を滅びの山火口に捨てるジークフリート」」

フジモリ 「無いって!しかも「指輪物語」と混ざってるって!」

<4日目>

フジモリ 「そんなわけでシェーンブルンとワーグナーで3日目が終了。4日目に入ります」

メージャ 「それにしても過密スケジュールだなぁ」

フジモリ 「毎日QPコーワゴールド飲んで休息時間を貼って寝てたんで、疲れはほとんどありませんでした。この2つは今回の旅行で最も重宝したね。まさにドラクエで言う「やくそう」みたいなもんだったよ」

御影 「ウチのボケを取らんどってよ!」

フジモリ 「なんで怒られなきゃいけないんだよ!・・・で、4日目は山の上にある展望台、カーレンベルクに登りました。といっても路面電車を使ってだけど」

メージャ 「その途中で、マーラーのお墓に行ったんだよな」

フジモリ 「そう。グリンツィング墓地の中にひっそりと佇んでました。写真はこちら。前回ウィーンに行ったときはモーツァルトやブラームスのお墓がある共同墓地に行ったんだけど、そっちは凄い豪華だった」

メージャ 「ほんとだ。隣に並んでいる普通の人のお墓の方が豪華に見えるぐらいだ」

フジモリ 「たぶん、マーラーがユダヤ人だったことに関係しているんだと思う。まあ、質素なお墓とはいえ、マーラーを好きな人は立ち寄ってみるべきだと思うよ」

御影 「んーで、山に登ったわけやね」

フジモリ 「風光明媚。いい景色だったよ。あいにく街には靄がかかってたけど、ウィーンが一望できた。ドナウ川も見えたしね」

御影 「♪うるぅ〜わし〜きかぁ〜わよぉ〜」

舞奈 「それは「モルボル」でしょ!」

メージャ 「「モルダウ」だって!モルボルはFFのモンスターだろうが!」

フジモリ 「いや、その前にこの川はドナウ川なんだけど。「青く美しきドナウ」だろ」

舞奈 「ああ、ドイツ語表記だとドナウだったわね」

フジモリ 「別ものだから!読者混乱させるようなこと言ったらダメだって!」

舞奈 「はいはい。ごめんなさいね。・Д・)ooO(次は何の川でボケようかしら)」

フジモリ 「ん?なんか変な思念が飛んでたような。・・・まあいいや。で、市内に降りて仕掛け時計や教会を見た後、本日のメインイベントその1、ホテルザッハーに行きました」

メージャ 「ザッハーって、「ザッハトルテ」のザッハー?」

フジモリ 「そう。元祖ザッハトルテのお店です。フジモリは甘いものには目がないので、とりあえず行ってみなければ!という義務感のもと、ザッハトルテを食べてきました。写真はこちら

御影 「うわぁ。美味しそうなモンブラン〜」

フジモリ 「ザッハトルテだって!今までの話を無にするようなこと言うんじゃない!」

メージャ 「それにしても、めちゃめちゃ甘そうだな。隣に生クリームもてんこ盛りだし」

フジモリ 「いや、この生クリーム、味がないんだ。コーヒーで言うミルクみたいなもので、甘さを薄めるためにザッハトルテにつけて食べます」

御影 「で、お味の方はどやったん?」

フジモリ 「めちゃめちゃ甘かったです。どのぐらい甘かったかというと、ケーキ屋を3件はしごする予定だったのを2件に減らしたぐらい」

御影 「それでも2件目行ったんかいっ!」

フジモリ 「んーまあ、甘いもの好きだから。2件目のモーツァルトカフェでタルトをいただいた後、さらに移動。フンダートヴァッサーハウスに行きました」

御影 「?、どこ、それ?」

メージャ 「ウィーンを代表する芸術家、百水さんことフンダートヴァッサーが設計した家だな。日本で言うなら、岡本太郎が設計したアパート、みたいな感じだ」

フジモリ 「すごいよねぇ。そんなとこに人が住んでるんだから」

舞奈 「この人、ほかにゴミ焼却場とか手がけてたのね」

フジモリ 「そうだね。そんな建物が街なかにぽっかりあったりするんだから、ウィーンって街は面白いよね」

舞奈 「京都にある京都駅みたいなものね。ドイツの建築家が設計した」

フジモリ 「それ沙村弘明の短編集が元ネタだって!誰もわかんないって!」

舞奈 「ちぇー」

フジモリ 「「ちぇー」って何だよ。で、本日のメインイベントその2。この日もオペラに行きました」

御影 「お、今回はスーツ装備やん!」

フジモリ 「えーっと、座席(といってもgalerie mitte、つまり一番上の階の真ん中の席だけど)がとれたんで、とりあえずフォーマルな格好に着替えてみました」

舞奈 「フジモリ の かっこよさ が 2 さがった!」

フジモリ 「下がるのかよ!」

舞奈 「ああごめんごめん。「フジモリ の かっこよさ は これいじょう さがらない ようだ」」

フジモリ 「どんなだよ!もういいよ!・・・えーっと、この日の演目はプッチーニの「トスカ」。有名どころだね」

メージャ 「「これがトスカの口づけよ!」ってやつだな」

舞奈 「吐息が毒になるのよね」

フジモリ 「それ山田風太郎の甲賀忍法帖だから!」

御影 「相手の技を奪うんやな」

フジモリ 「それはX−MENのローズ!」

舞奈 「違うわよ。相手に知識を与えるのよ」

フジモリ 「それ「コンパイラ」!収拾つかないからやめやめ!」

御影 「なんや、つまらんわぁ」

舞奈 「ここから盛り上がってくるところなのに」

フジモリ 「盛り上げなくていいから!旅行記だから!」

御影舞奈 「「えっ!?」」

フジモリ 「いや、何だと思ってたんだ、おまえら」

御影舞奈 「「第2回ボケ大会」」

フジモリ 「ハモるなよ!しかも第2回ってなんだよ!」

メージャ 「・Д・)ooO(突っ込まない方がいいと思うんだが)」

フジモリ 「あ、神の声が聞こえた。話を戻そう。チケット買って座席確保してたんで、前日のワーグナーのときのように長い時間並ばず、ゆったりと観ることができました」

メージャ 「トスカ役のMariaGuleghina、声が素晴らしかったな」

フジモリ 「スカルピア役のRenatoBrusonもね。いい歌、いい声を堪能できた。ブラボーだったね」

舞奈御影 「「ブラボー!オー!ブラボー!」」

メージャ 「いや、女性に対する「ブラボー」は「ブラーヴァ」なんだが」

舞奈 「ちぇー」

フジモリ 「うう。旅行疲れというより突っ込み疲れがしてきたよ。・・・そんなわけでオペラを堪能して4日目が終了。とりあえず今回はここまでです。次回はいよいよチェコ編に入ります」

舞奈 「ついにヨハンの出生の秘密が明かされるわけね!」

フジモリ 「そんなわけないだろ!」



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