週刊三軒茶屋 第37号 著作:たけい 公開日:2004/11/28

JAVAアプリケーションを作ってみよう(1)
<JAVA言語とは>

JAVA言語とはSun Microsystem社によって開発されたプログラミング言語です。今回作成するWebのアプレットなどで有名です。
JAVA言語については詳しい専門書及び専門サイトが多数あるので、ここではざっくりとした説明だけをします。

JAVAは分類上はインタープリタ型言語です。これは、WEBなど不特定多数のマシン環境を想定するときには必須となります。それは、コンパイラ型言語ではマシン固有の機械語の実行ファイルを作成してしまうので、アプリを実行できるマシンが限定されてしまうからです。

一方で、インタープリタ型言語には、実行時にプログラムを機械語へ翻訳するので、コンパイラ型言語にくらべて実行速度が低下する弱点があります。(簡単に言うと、実行されるマシンが想定できないのでソースを渡して、あとは勝手にどうぞと言うスタンスです)

この2つの言語型のいいとこ取りをした(と言われる)ものがJAVA言語です。JAVAではコンパイラでバイトコードと呼ばれる中間言語に一旦変換します。
それを 各々のマシンが持つJavaVM (Java Virtual Machine) と呼ばれる処理系でインタープリタ型言語として実行します。バイトコードは JavaVM にとっては機械語に近く、JavaVM がインストールされたOSにとってはアセンブリ言語と同様なので、その解釈・実行は通常のインタープリタ型言語よりも高速ってのがJAVA言語の特徴です。

余談になりますが、JAVA言語と似たような方式を取っているものに「FLASH ムービー」の開発で使用されているAction Scriptがあります。これらのWEBアプリケーションはサーバに負担を掛けないで、クライアントのマシンに負担を掛けます。従って、アプリケーションの実行速度はクライアントのマシン能力に大きく依存します。古いPCで「JAVAアプリ」や「FLASHムービー」をみると遅くなるのはこのためです。一方で、CGIと呼ばれるWEBアプリケーションはプログラムの実行は全てサーバ側の負担となります。従って、クライアントのPCの性能には依存しません。

まじめにJAVAの開発をしようとする方は、以下のサイトからSDKを入手することをお勧めします。フリーウェアです。

Java 2 Platform, Enterprise Edition SDK

ただし、上記の環境で開発するためには深いJAVAの知識が必要になります。これらの知識が不要で、お手軽にJAVAアプリケーションを開発するためのツールが今回紹介する「processing」です。

<processingのインストール>

http://processing.org/

上記のサイトにアクセスしてツールをダウンロードします。リンク先の「Download」をクリックすると、ダウンロード手順が書かれているページに移動します。そこで、e-mailアドレスを入力すると、実際のダウンロード元の(ツールが置いてある)URLアドレスがメールで送られてきます。

インストール手順は至って簡単。メールで送られてきたサイトにアクセスして、ツールを実際にダウンロードします。そして、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍するだけです。

このとき、解凍先のディレクトリ名に日本語が入らないように気をつけて下さい。解凍後のフォルダを丸ごとC:\Program Filesあたりに移動するのが無難でしょう。

processingアイコン(青囲み)をクリックするとツールが起動します。


起動時に、下記のエラーが出た場合はこちらを参照して下さい。


<processingの実行>

実際にツールを起動して見ましょう。アイコンをクリックすると下記のウィンドウが開きます。中ほどの白い領域にプログラムを書いていきます。また、下部の黒い領域には実行エラーなどのログが出力されます。


青囲み部がファイル名・アプレット名になります。名称を変更したい場合は、Fileタブ→Renameで変更して下さい。

さて、まだ一行もコードを書いていませんが、実はこの状態で既に実行可能です。実行ボタン(赤囲み)をクリックしてみて下さい。すると実行結果のウィンドウが新たに現れます。

これではさすがに味気ないので、とりあえず正方形を表示させてみます。白抜きの領域に、

rect(20, 20, 20, 20);

  ※引数は rect(始点x座標, 始点y座標, width, height) を意味します。

を書いて、実行ボタンを再度クリックして下さい。実行ウィンドウに正方形が表示されます。


次は、このプログラムをWEB上(ブラウザ)で実行させます。

<アプレットの生成>

作成したプログラムをWEB上で実行するためにはアプレットを作成する必要があります。この作業も簡単です。Fileタブ→Export to Webを実行するだけです。

Exportを実行すると、appletフォルダが自動的に作成されます。この中のindex.htmlをブラウザで開いてみて下さい。先ほどのプログラムがブラウザ上で実行されているのが確認できます。


実際に自分のサイトに置きたい場合は、HTMLファイルに

<applet code="アプレット名" archive="Exportされたjarファイル名">
</applet>

を追記します。上記の例では

<applet code="sketch_041128a" archive="sketch_041128a.jar">
</applet>

となります。*.jarファイルは同じフォルダに置いて下さい。だだし、相対パス等を使用すれば同じフォルダである必要はありません。

これで一連の作業は全て完了です。次回はもう少し複雑なアプレットの作成方法を紹介します。



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