週刊三軒茶屋 第13号 : フジモリ

モーニング娘について

舞奈 「週刊さんちゃでは初めまして。音評に出没しています、案内人の舞奈です」

メージャ 「同じく、案内人のメージャです」

舞奈 「それにしても、ほんとに久しぶりよね。私たちの存在、フジモリ忘れ去ってるんじゃないかってぐらい」

メージャ 「まったくだ。ホームページ「三軒茶屋」が立ち上がった頃は、気合入れていろんなアーティストの分析とかやってたけど、最近は競馬予想と書評で手いっぱいだもんな」

舞奈 「そういうわけで、ここ「週刊さんちゃ」に出張してきたってスンポーよ」

メージャ 「たまには音楽について語っとかないとね。で、今回の話題は?舞奈はフジモリの論評の中でもマイナー部分担当だから、またマニアックなアーティストのピックアップでもするのか?」

舞奈 「んーん。今回取り上げるのは、ずばり、「モーニング娘。」、です!」

メージャ 「・・・・・・」

舞奈 「どうしたの?」

メージャ 「い、いや、あまりにもメジャー路線なもんで。・・・何か悪いもんでも食べたか?」

舞奈 「なに言ってんのよ!いたって正常よ。もちろん、ただ単純に「モーニング娘の曲元ネタ一覧表」とかやってもつまらないんで、」

メージャ 「単純じゃねえだろっ!」

舞奈 ヤフーで「つんく パクリ」とか入れると山ほど出てくるわよ、そんなもん。だから、今回は私が考えた「なぜ、モーニング娘の曲は売れるのか?」について独自の視点で仮説を述べたいと思ってます」

メージャ 「独自すぎそうだな・・・」

舞奈 「何か言った?」

メージャ 「いや、別に」

舞奈 「それならいいわ。ま、モーニング娘(日本語の記述としておかしいから、以下このグループについては末尾の「。」は省くわよ)については説明の必要もないわね。今や日本を代表するアイドルグループね。「女性版大構成SMAP」のことよ」

メージャ 「そ、そうか?」

舞奈 「そうなの。歌って踊れるカリスマ的アイドルグループでしょ。で、今回の論点はモーニング娘という「グループ」ではなく「曲」について考えてみました」

メージャ 「「LOVEマシーン」あたりから爆発的にヒットしだしたよなぁ」

舞奈 「あれ、フジモリが最初見たときの感想は、「狂ってる・・・」だったわ、確か。しかし、なんだかんだいってフジモリもカラオケで必ず歌ってるもん。振りつきで」

メージャ 「振りつきかよ!」

舞奈 「とにかく、カラオケで歌いやすいのよ。モーニング娘の曲って。馴染みのあるフレーズ。盛り上がりがある曲調。つんくは「カラオケで盛り上がれる曲」をイメージして作ったっていうけど、ほんっと、狙いどおりよね」

メージャ 「確かに」

舞奈 「つまり、「モーニング娘の曲がなぜ売れるのか?」っていうのは、もちろんモーニング娘本体の魅力もあるんだろうけど、「売れる=ウケる」って方程式があるわけよ」

メージャ 「なるほど。で、「受ける=カラオケで歌える」ってことになるわけだ」

舞奈 「そういうこと。で、さらに突き詰めると、「なぜ、モーニング娘の曲はカラオケでみんな歌うのか?」って疑問が湧いてくるわよね」

メージャ 「それは、ちょっとおかしい理論かもしれないけど、「売れてるから」じゃないのか?卵が先か、鶏が先か、的な論争になりそうだけど」

舞奈 「でも、GLAYや宇多田だって売れてるわよ」

メージャ 「あ、そうか。「売れてる=カラオケ受けする」ってわけじゃないもんな」

舞奈 「そうね。モーニング娘の曲って、カラオケ受けするの。歌えば盛り上がるって感じ。カラオケ行ったら絶対だれか一回は歌うでしょ」

メージャ 「そういや、そうだな。・・・なんでだろ?」

舞奈 「それを解き明かす鍵となったのが、カラオケボックスで、フジモリの相方まっつんがフジモリの「モーニング娘メドレー」を聞いて言った一言よ」

メージャ 「なんかMMRみたいだな。で、なんなんだ、その一言って」

舞奈 「まっつんはこう言ったの。「モーニング娘の曲って、「合いの手」が多いよなぁ」・・・ここで、フジモリが閃いたわけよ」

メージャ 「な、なにを閃いたんだ!?」

舞奈 モーニング娘の曲って、現代の祭囃子じゃないかって」

メージャ 「・・・はぁ!?」

舞奈 「合いの手って言うのは、民謡や祭囃子でよく使われるわよねぇ。「はいはい」とか「わっしょいわっしょい」とか。つまり、「ケ」と「ハレ」(日常と非日常のことね)という土壌を持った日本人が、「カラオケ」という「ハレ」の場でモーニング娘の曲、すなわち祭囃子を歌うことによって、みんなで盛り上がれることができるわけよ」

メージャ 「そ、そりゃ突拍子過ぎないか?」

舞奈 「じゃあ、試しに、「LOVEマシーン」歌ってみて」

メージャ 「おう。♪にぃっぽんのみらいは〜!」

舞奈 「うぉううぉううぉううぉう〜!」

メージャ 「♪せぇっかいがうらやむ〜!」

舞奈 「いぇいいぇいいぇいぇい〜!」

メージャ 「・・・これがどうかしたか?」

舞奈 「じゃ、もう一回歌ってみて」

メージャ 「なんなんだよ。いくぞ。♪にぃっぽんのみらいは〜!」

舞奈 わっしょいわっしょいわっしょいわっしょい!

メージャ 「♪せぇっかいがうらやむ〜!」

舞奈 わっしょいわっしょいわっしょいわっしょい!

メージャ 「・・・違和感ない・・・」

舞奈 「でしょ?つまり、「合いの手」を前提としたモーニング娘の曲ってのは、祭囃子に通じるものがあるのよ。そりゃ、いやでも盛り上がるってもんよ」

メージャ 「なるほどなぁ」

舞奈 「だからこそ、モーニング娘の曲が「宴会ソング」としてみんなに歌われ、「カラオケの定番」として売れるってわけ」

メージャ 「そ、そういう論法でくるか?」

舞奈 「ま、ぶっちゃけ、強引な理論だとは思うけど、モーニング娘の曲がカラオケで歌われる理由、ひいてはモーニング娘の曲が売れるのは、つんくが過去の曲を巧みに編曲し、現代の祭囃子に作り替えたっていうことにも一因があると思うの。その一点だけでも、つんくの(ある意味)能力を評価していいと思うわ」

メージャ 「まさか、そういう観点からモーニング娘を語るとはな・・・」

舞奈 「新鮮でしょ?」

メージャ 「確かに」

舞奈 「こんなことを考えると、モーニング娘の曲を聞く時も歌う時も、ちょっと違った視点で見ることができるわよ」

メージャ 「ま、大胆な仮説だった。音評には載せられないけど、こういうネタもありだね」

舞奈 「と、いうわけで、みんなも次のカラオケのときには参考にしてくださいね〜」

メージャ 「♪にぃっぽんのみらいは〜!」

舞奈 わっしょいわっしょいわっしょいわっしょい!



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