フジモリの脳内ラビリンス

〜a labyrinth in fujimori's brain〜

Thirteenth bookshelf
あずまきよひこ『あずまんが大王(1・2)』



フジモリ 「どうも、約10日ぶりのご無沙汰です」

御影 「ほんま御無沙汰やな。どしたん?」

フジモリ 「いやあ、読んでた小説はあったんだけど、感想にはならなくて」

御影 「つまらなかったん?」

フジモリ 「うーむ。良かったは良かったんだけど、感想を書くほどではない、というぐらいだ。ま、たまにはこういうときもあるさ」

御影 「で、今回の感想は何の本なん?」

フジモリ 「今回は初めてマンガを取り上げる。あずまきよひこの「あずまんが大王」だ。4コマまんがだぞ」

御影 「めちゃめちゃマイナやな」

フジモリ 「ダ・ヴィンチの紹介コーナーで取り上げられてたんだが、ダヴィンチを読み終わって速攻買いに行った。2巻を探しに新宿紀伊国屋まで行ったぞ」

御影 「あんた、変なところでエネルギッシュやな」

フジモリ 「本のためなら本屋を5、6軒梯子するのはざらだからな。ちょうどその時期マンガモードだったらしく、「トライガン」全巻と「エクセルサーガ」全巻も買った」

御影 「またどっちもマニアックやなぁ」

フジモリ 「マニアック言うな。で、今回の感想だが、とにかく面白い。面白いというのは「興味のある(interesting)」ではなく、「笑わせる(delightful、あるいはamusing)」の方。マンガを読んでこんなに笑ったのは「すごいよ!マサルさん」以来・・・いや、それ以上の衝撃だね」

御影 「えらい褒めようやな」

フジモリ 「マンガを読んで次の日腹筋が筋肉通になったのは生まれて初めての経験だよ。それぐらい笑った」

御影 「あ、ちゃんと次の日に筋肉通が来んねんな」

フジモリ 「変なところで感心するな!」

御影 「それはええねんけど、だいたい「あずまんが大王」ってどんな話なん?」

フジモリ 「これが、舞台、登場人物共に非常に普通なんだ。とある高校が舞台。登場人物(おもに女子高生)も、委員長タイプ、ひたすらテンションの高い子、見かけは怖くても実は猫好きの子、10才で高校に入った子、大阪から来た天然ボケの子、などなどだ」

御影 「どこぞの恋愛ゲームにあるような設定やな」

フジモリ 「だがそういうロマンスは皆無。特にぶっ飛んだ話もなく、ほのぼのとした笑いあり、テンションの高さで笑わせる笑いあり、漫才風のボケツッコミありと4コマまんがの王道を行っている」

御影 「話を聞く限り、そんなに腹を抱えて笑えるもんとは思えへんねんけど」

フジモリ 「なんでだろうね。そうだな・・・(読み返す。そして、また笑う)。・・・まず、このマンガ「間」が絶妙なんだ。起承転結の「転」にあたる3コマ目で一瞬止まる「間」が入り、オチに入ったりするわけだ。そこで思考が一瞬停止する。いままでにないタイプだな。ま、フジモリの「笑いのツボ」と言えばそれまでだが、笑いに関してはフジモリは偏ってないんで誰が読んでも面白いと思う」

御影 「そういや、「笑う犬の生活」は欠かさず見とぉもんな」

フジモリ 「あれも(ネタに当たり外れがあるけど)面白いな。話を戻すけど、「あずまんが大王」のさらにすごいところは、4コマまんがなのに話につながりがあるとこ。ひさの瑠加の「CONTINUE?」って・・・知らんよな」

御影 「知らん」

フジモリ 「そういう4コマまんががあったんだけど、そんな感じ。それぞれの4コマで「起承転結」の笑いがありながら、ストーリィ性を持ったマンガとしても読める。おまけに、再読に耐えられる稀有なギャグマンガ。「思いっきり笑いたい!」と思ったら、とりあえず読んでみてください。ただし立ち読みはやめた方がいいです。店内に笑い声が響くと恥ずかしいぞ」

御影 「せやけど、この本、表紙はめっちゃあやしいなぁ」

フジモリ 「女子高生が5人並んで下校しているの図。ま、こっそり買って下さい(笑)」



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