フジモリの脳内ラビリンス

〜a labyrinth in fujimori's brain〜

Third bookshelf
『聊斎志異』における変身譚についての考察
〜フジモリ卒業論文〜



<はじめに>


フジモリ 「さて、今回の「文学の部屋」は、フジモリが神戸大学在学中のときに書いた卒業論文を掲載することにする」

御影 「卒業論文?もうネタが切れたんかいな?」

フジモリ 「人聞きの悪い。ま、原稿の使い回しはあまり褒められたものではないが、文学部に在籍してた端くれとして、一般の人が見ても興味をもてるレベルの作品かな、と判断して、ここに載せることにしたんだ」

御影 「(原稿を見ながら)なんか、小難しいことが書かれとぉな」

フジモリ 「ま、論文だからね。そこで、少しは読みやすいように、原稿に手を加えた。そのため、際に神戸大学に納められたものとは文面が若干違うことを断っておきたい」

御影 
「でも、こんなん公開してええん?」

フジモリ 「いいだろ、多分。ま、これでフジモリという人間を特定できてしまうけど、別に調べるような物好きもいないだろうし。ただ、この著作権は神戸大学とフジモリにあるんで、転載等は不可とします」

御影 
「んなんゆーても、PDF形式ちゃうし、コピー&ペーストでまるまるパクられる可能性もあるやろ」

フジモリ 「そうかもね。そこで、参考文献、注は載せないことにしました。論文はその根拠となった文献を明記する必要があるんだけど、この原稿にはそれがない。そのため、ただパクってもぼろが出るんで注意しましょう(笑)。文献は自分で探してください。ただし、他教授の論文等を参考にした部分もあるんで、多分全部の参考文献を探すのは不可能でしょう。その労力があったら自分で書いたほうがいい(笑)」

御影 
「ほう。そういう点は一応配慮されとんのやな。・・・で、どんな内容なん?」

フジモリ 「うむ。中国文学の作品の一つに、『聊斎志異』というものがある。怪異譚を記したものだ。フジモリはその中で「変身譚」、物や動物が人間に化ける話を取り上げ、なぜ変身譚が生まれたのかということについて研究した」

御影 「なんで変身譚なん?仙人とかの話でもええやん?」

フジモリ 「変身というのは、現実には起こり得ない超常現象だ。仙人の仙術、妖怪などは自然現象などから人々が話を膨らませたものだけど(例えば、嵐によってなぎ倒された森を見て「天狗倒し」という現象を作り出し、語り継ぐ、など)、変身という現象はどこから考え付かれたんだろう、というのがこの論文を書くきっかけとなった。この論文では、同時期に書かれたグリム童話と比較し、変身譚が生まれた契機、そして単なる伝承が物語という「文学作品」に昇華した経緯について考察してみた」

御影 「なんか難しそうやな」

フジモリ 「ただ、内容についてはわかりやすい例えや文献を用いているんで、多少は読みやすい、と思う。ま、京極堂の薀蓄だと思って読んでみてくださいな」

御影 「ふーん。そういえば、あんたが卒論書いた時期、ちょうど京極作品がでとったな」

フジモリ 「ぎく」

御影 「参考文献に「百鬼夜行図」とかあるし、まさか京極作品読んでおもろそうやったから自分も書いてみようとか思ったんちゃうやろな」

フジモリ 「ぎく。ま、まあ、教授とかもほめてくれたし、別にいいじゃないか」

御影 「褒めたゆーより、リアクションに困ってた、ゆーほうが正しい思うねんけど」

フジモリ 「と、とにかく、ご覧くださいな」


<『聊斎志異』における変身譚についての考察〜INDEX〜>

(一)   はじめに

(二)   グリム童話における変身譚

(三)   『聊斎志異』における変身譚−報恩譚

(四)   『聊斎志異』における変身譚−報情譚

(五)   報恩譚と報情譚

(六)   おわりに

蛇足
                


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